検査について
当院では、上部内視鏡検査(経鼻)および下部内視鏡検査を予約制にて行っております。
令和4年度 胃カメラ:774件 / 大腸カメラ:469件の内視鏡検査を行ってきた経験を生かした、「苦痛の少ない」検査を心がけています。
ご希望により、検査と同時に「ポリープの切除」も行います。
上部内視鏡検査(胃カメラ)について
上部内視鏡検査は胃カメラとも言われ、小さなカメラによって食道・胃のポリープやがん、炎症などを調べます。
上部内視鏡検査を定期的に受けておくことで、万が一胃がんになっていても早期発見の確率が大きく高まります。
特に、ピロリ菌感染、慢性萎縮性胃炎のある方には、定期的な内視鏡検査をお勧めしております。
上部内視鏡検査はカメラを挿入する場所(鼻か口)によって呼び名が変わり、それぞれ経鼻内視鏡・経口内視鏡検査と呼ばれます。当院では、経鼻内視鏡による検査を行っております。経鼻内視鏡は、鼻から胃へと挿入する内視鏡検査で、口から挿入する経口内視鏡に比べて嘔吐感や不快感が少なく、全身麻酔も必要無いので、比較的楽に行える検査と言えます。
こんな症状の際に胃カメラ検査をお勧めします
- 上腹部が痛む
- 胃の不快感がある
- 胸焼けがする
- のどまたは胸のつかえ感がある
- 吐き気、嘔吐
- 黒い便が出る
- 貧血を指摘されている
- 体重が急に減った
- バリウムによる胃の検診で異常を指摘された
- 胃潰瘍、十二指腸潰瘍になったことがある
- 肝硬変と言われている
- 食道がん、胃がんを治療したことがある など
胃カメラ検査で発見される病気について
胃カメラは、以下のような病気の診断・検査に有効です
- 胃がん
- 食道がん
- 十二指腸がん
- 胃潰瘍
- 十二指腸潰瘍
- 急性胃炎
大腸内視鏡検査
大腸内視鏡検査は大腸カメラとも言われ、肛門から内視鏡を挿入し、小さなカメラで直腸から盲腸までのポリープやがん、炎症などを調べます。
他の検査では識別の困難だった大腸の色調変化や粘膜面の変化をとらえることができるため、小さなポリープの発見も可能です。
また疑わしい場所については、生検のための組織を採取することもできます。
こんな症状の際に大腸内視鏡検査をお勧めします
- 血便が出る
- 便通の異常(便秘、下痢)
- 腹痛、腹部膨満感
- 貧血を指摘されている
- 体重が急に減った
- 検診の便潜血検査で異常を指摘された
- 腸がん、大腸ポリープを治療したことがある など
大腸内視鏡検査で発見される病気について
- 大腸がん
- 大腸ポリープ
- 炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病)
- 大腸憩室症(腸管の内壁の一部が外側に向かって袋状に飛び出した状態)
- 虚血性腸炎(大腸の血流障害によって大腸粘膜に炎症や潰瘍が生じ、突然の腹痛や下痢、下血を来たす疾患) など